2015年07月31日

【戦闘メカ ザブングル】えっ?そこに降りるの?ウォーカー・ギャリア着地場所についての疑問【後期OP】

どうも、SABUROH(@SABUROH496)です。


『ザブングル』好きが集まった時に話す「議題」といえば、何があるでしょう?

・ 『戦闘メカ ザブングル』と『漫画版 風の谷のナウシカ』の相似点
・ そこから導き出された「ブルーストーン」の解釈
・ ストーリーの補完、想像、IF
・ キャラクターたちの考え方、生き様、セリフ、名シーン
・ 好きなウォーカーマシン談義
・ プラモ作り
・ ごっこ遊び

……などなど、いろいろあると思います。
(後半、議論じゃない)


ほかのアニメや漫画でもそうですけど、同じ作品を好きな仲間が集まったら、時間を忘れて、いろいろ想いや考えをぶつけ合わせたくなるもの。

それが答えの出ない問いかけでも、許して欲しいあやまちを。いつかつぐなう時もある。

無駄話に費やした、今日という日はもうないが!
(でも、すごく楽しいんだコレが―)


今回は、そんな議題の一つ、『戦闘メカ ザブングル』後期OP「ウォーカー・ギャリア、そこに降りちゃうの!?問題」についてです。



◆ 「ウォーカー・ギャリア、そこに降りちゃうの!?問題」って?


『ザブングル』のOPの最後は、ウォーカーマシン状態で直立したアイアン・ギアーを飛び越えたザブングルが、その足下に着地してラストショットになります。


で、このOPの後期ver.では、後継主役機であるウォーカー・ギャリアのカットが加わるのですが。

その着地位置が、前期主役機であるザブングルの目の前、ド正面スレスレに、被るように降り立つんですね。

閑古鳥が鳴いてるガラガラの店内で、ほかにも席が空いてるのに、相席を求められたような。

「えっ?」という感じ。


その、降ってくるウォーカー・ギャリアがあまりに唐突で、その場所があまりに不自然で「なんでそこに?」と、当時のキッズたちが不思議に思ったという、そういうアレです。

「戦闘ザブングル」後期EDラストショット.jpg


最近また、そんな話をしていて「そういえば、以前も話した気がする」と思って過去ログを掘り起こしたら、やっぱりしていました。

というか、事あるごとに話していますね。




一年前も、上記の悠理愛先生のツイートをきっかけに、RAYMON先生やフォロワーさん方とワイワイ話しておりました。

朝 の 5 時 か ら。



そのへんのログも拾いつつ、メモとして残しておこうと思います。



◆ わざとか?仕方なくか?


そこでまず、それに対する制作者の意図なんですが。

調べてみたんですけど、調べ方が悪いのか、書いてあるけど見落としているのか、なかなか見当たりませんでした。

うーん、どこかにありそうな気はするんだけど。ないのかな?


現場からの直接の回答が見つからない以上、とにかく、フィルムに刻まれたヒントを辿りながら、手元にある材料で読み解くしかありません。

作り手の思惑や、出来上がった経緯がどんなものであれ、完成した「作品の判断」は、最終的に視聴者に委ねられるという非情の掟もありますから。まあ、そこは。


あ、情報をお持ちの方は、Twitterのリプライなり、ブログのコメントなりで、ソースを含めて教えていただけると助かります。



◆ 仕方なく、ああなった説


よく言われる片方が、「時間がなく間に合わせで作って、ああなった」説です。

深く練られたわけじゃなく、やむなく、偶然、たまたま。


根拠としては、差し替えOP全体の「急ごしらえ感」ですね。


前期のOPは、歌や曲の流れに合わせてしっかり作られているのに対し、後期のOPは、曲や流れに合わないギクシャクとした部分が感じられます。

差し替え版には、よくあることなんですけど。

どこか、手が回りきっていない感じ。


だから、ラストカットのあれは、

ザブングルと完全に差し替えるつもりで描いちゃったけど、「作品タイトルのロボットが出ないのはマズイだろう」ということになり。

急遽、両方出すことになって、「じゃあ、前に少しズラすか」ということで、あの位置になったんじゃないか。

…という憶測。


納期に迫られた現場では、まま起こることなんですけど、そういう切羽詰まった状況がフィルムに焼きついたのではないか、という想像です。

ありえないことではないと思います。



◆ 意図的な演出、わざと説


もう片方が、「狙ってやった」あの位置への着地は「意図的」説。

そういう計算プラス、富野由悠季監督のお茶目さ。


ビックリさせてやろうという「イタズラ心」じゃないか、という。

結城 『ザブングル』の時に、後半でウォーカーギャリアが出てきた時に、オープニングで、ザブングルが立ってるところにバーンて上から被さってくるじゃない? これはギャグなのか、って思いましたよ。
千羽 あはは。富野さんって、そういうサービスっぽいところが多いですよね。
結城 洒落っ気って言うか、いたずら心と言うのかね。

【記事引用】
WEBアニメスタイル_もっとアニメを見よう
第11回 結城信輝・千羽由利子対談(4)



根拠としては、ロボットアニメ史において、ウォーカー・ギャリアの登場が、一つの常識を破った点。

主人公の「メインロボットの乗り替え」ですね。


すっかり定番化した、主役機の乗り換えですが、それを初めてやったのがこの『戦闘メカ ザブングル』の「ウォーカー・ギャリア」です。


ロボットアニメ好きには常識ですけど。

それ以前にも、新番組として仕切り直された時に、乗り替える例はあったのだけれど。

タイトルが変わらない、同一番組内のシリーズ途中で、それも番組のタイトルに名前を冠しているロボットを替えるというのは、前代未聞、常識破りの新しい試みでした。


当時の文脈と現代の文脈。

主役機の乗り換えが定番化した、今の状況や感覚と同じに考えてはいけません。



前の主役機であるザブングルに、かぶさるように前に立つことによって、「この緑のマシンが新しい主役機ですよ」ということを印象付ける。

言葉じゃない、視覚的な説明とインパクト。

「おっ」という不自然さ、違和感、妙な引っ掛かり。


富野監督が、そういうことを考えていなかったわけがない。

…という推測です。


【関連記事】
「新しい仮面ライダーがカッコ悪い問題」について、いつも思うこと
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◆ 結局、どうなんだろう?


意図が伝わりきっていなかったケースや、スタッフが勝手にやったことに理屈を後付けして帳尻を合わせたり、いろいろ想像はできると思います。

監督も言っていることですが「完成したフィルムが全て」だと思うので、観た人それぞれが、それぞれに読み解いた結果が答えでいいのかもしれません。

世代や視ていた時の状況などによって、感想や評価も変わりますしね。


これは、あくまで私の周りの人の反応ですけど。

視聴していたリアルタイム当時の年齢が高いほど(中高生以上)、ギャリアの降りる、あの位置はイヤみたいです。

納得いかない、スッキリしない、否定的な感じですね。

「時間がなく間に合わせで作って、ああなった」説の割合が多い気がします。


小学生以下だと、わりと受け入れていて、許容的な感じで。

「狙った」説を支持する人が多いです。


自分は、かなり小さかったので。

まだしっとりしていて、夢と現実の区別がつかないくらいだったので(それは今も)

「なんか変だな―?」とは感じていたものの、わりと受け入れていた気がします。

難しい理屈は、ぜんぜん解らなかったけど、でっかいミサイルを受け止めるギャリアや、ドームを踏み抜くアイアン・ギアーに、キャッキャしてました。


個人的には「意図的だった」を推したい気持ちです。

監督は狙ってわざとあの位置だけど、他の差し替えカットのつながりが悪かったり、浮いている部分があるため、その煽りで手違いっぽく見えてるんじゃないかと。

テロップ位置や画面のスペースもギリギリですし、中途半端にズラすくらいなら、ここだ!という感じで。


それが、読み解いた、私の中の「解」です。



◆ どちらにしても


どうしてその位置?という、疑問は残り続けますけど。


どんな説を主張するにしても、今ではもう「ウォーカー・ギャリアの降りる位置は、あの場所以外は考えられない」が、統一見解じゃないでしょうか。

刷り込まれてしまった今ではもう、あの位置以外に降りられても、しっくりこないんですよね。


漫画がアニメ化した時に「このキャラは、こんな声じゃない!」と思っても、しばらく慣れると、アニメ化以前に自分の心の中で、そのキャラがどんな声で喋っていたか思い出せないように。


だから、ギャリアの降り立つ位置は、あそこで正解なんです。






くぅ〜!カッコイイ!!

ザブングル、やっぱり最高ー!!!


で、やっぱり「えっ?そこ?」って思っちゃいますね(笑)

でも、もう一度言います、あそこしかないんです!



◆ みんな走れーっ!!


居酒屋でだいたいこんな話をして盛り上がった後は、たいてい「帰って『ザブングル』見ようぜっ!」となるわけですが。

そのままのテンションで、走り出すのはデンジャーすぎます。


ぐでんぐでんの酔っぱらいが、いきなりダッシュとか、息ぎれしたなら肩を貸そうか?ヘイユー!

ロシアンルーレット、気晴らしでは済みません。

シビリアンくらい頑丈でタフなら問題ないのだけど、ひ弱なイノセントはドームの外では生きられないんじゃあ^〜!(酔っぱらい)


 


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posted by SABUROH at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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