2015年07月16日

【まんが日本昔ばなし】帰りの道がわからない「トッピンからげて逃げられて」【ED4】

どうも、SABUROH(@SABUROH496)です。


『まんが日本昔ばなし』で有名な歌といえば「にんげんっていいな」ですが。

私が一番好きな歌は、本編の声を担当されている常田富士男さんが歌う、このエンディングテーマです。

歌の歌詞やリズム、そしてアニメーションから感じられる、「楽しさ」と「不思議さ」と「不安」と、ちょっぴりの「不気味さ」に、ドキドキしていたのを覚えています。




『トッピンからげて逃げられて』

  作詞・作曲:玉木宏樹
  歌:常田富士男

春はゆらゆら夢の中
小川のせせらぎ花吹雪
どこまで流れてゆくのやら
おとぎの国へのあい言葉
★トッピンからげて逃げられて
またきてホイ
ジンジロゲのツンツルゲは
ぢぞうさんの毛
パタリコシャンシャンシャン
まるめてポイ
背中でせなかでひゃくみっつ
帰りの道がわからない

夏はキラキラ昼下り
セミの泣く声風ぐるま
日なたの匂いにさそわれて
子供がつぶやくおまじない
★くりかえし
夕立ち雲が顔だした

秋はサラサラ風のうた
夕暮すすきや赤とんぼ
誰にとどけとうたうやら
あまりに不思議なこもりうた
★くりかえし
東の空はもう暗い

冬はチラチラ雪あかり
まっ赤な角巻いろりばた
みんながねむりについたころ
どこかできこえるあの言葉
★くりかえし
あしたの夢が見えかくれ


【歌詞引用】
アニメソングの歌詞ならここにおまかせ?



◆ 歌のイメージ


春・夏・秋・冬……それぞれの季節に、夢中で遊びまわる子どもたちのことを歌った歌だと解釈しています。

移りゆく自然の中を駆けまわり、子どもの時代特有の、あの夢と現実が混ざり合って、境界がわからなくなるような、あの感じ。


サビの★くりかえしの部分は「言葉遊び」で、特に限定された意味はないと言われているのですが。

ただ声に出して、言っているだけで「楽しい」「面白い」。

この、「意味のなさ」「没入感」「理屈抜き」の感覚が、どうしようもなく「子ども時代」を感じさせて、たまりません。


ふと見上げると、夕暮れの空。迫る暗闇。

それだけ夢中で、すべてを忘れて転げまわった、楽しい時間もいつかは終わる。

いつまで、こうしていられるんだろう。自分はどうなっていくんだろう。


周りを見渡すと、はしゃぎまわって、少し遠くへ来すぎてしまったみたい。

暗くなっていく景色は、いつもと違って見える。自分の知らない世界に見える。

ここはどこだろう?ぼくは誰だろう?


帰りの道がわからない。


「夢と現実」「昼と夜」「今の自分と未来の自分」……

こんな感じの、境界がぼやけてしまったような、曖昧な感覚。


「楽しさ」と「不思議さ」と「不安」と、ちょっぴりの「不気味さ」。

今聴いても、やっぱりたまりません。



◆ 映像のイメージ


くるくる回る、鬼や狐、河童の顔。

それは、子どもたちがつけていたお面でした。


子どもたちが、一人一人お面を外して素顔を見せていきますが、一人だけお面じゃありません。

子どもたちの中に、カッパが交ざっていたのです。


カッパは、もっと遊ぼうと、子どもたちを追います。

けれど、カッパだと気づいた子どもたちは、逃げたり、興味深そうにカッパを見つめます。


その態度に気づいたカッパは、子どもたちから逃げて、名残惜しそうに振り返りながら、暗闇の中トボトボと帰ろうとします。

鳥を見上げて、ひっくり返るカッパ。


すると子どもたちが、かぶっていた色とりどりのお面から、真っ黒なカッパと同じお面に、かぶり直します。

それを見て、笑うカッパ。


大きな月の光の下で、カッパと、お面の子どもたちが手をつないで、かごめかごめを踊ります。





絵が、とても良いんですよね。

作画が上口照人さんで、演出が児玉喬夫さんだと、教えてもらったような気がするのだけど、検索でカッチリしたソースが見当たらないなぁ。

多分、合っているはずなんですけど。


解釈は人それぞれで、いろんな意味づけをしようとすればできますけど、それはしないでおきます。

とにかく私は、これを視ていると、いろんな感情がわいてきて、たまらなくなるんですよ。



動画で「怖い」「不気味」というコメントが、意外と多かったですね。

その気持ちも、分からなくはないですけど。

私としては、イヤな「怖さ」や「不気味さ」ではないんですよね。


なんだろう、ハラハラする冒険や体験の後に「あー、怖かったねぇ」「ビックリしたー」「どうなるかと思ったよー」と、盛り上がっているような。そんな。


『バーバパパ』なんかは、苦手な方に入って、その「不気味さ」がホントにイヤだったんですけど。


【関連記事】
『バーバパパ』がこわい


『トッピンからげて〜』の方は、不気味さもあるけど、楽しさも切なさも相まって、すごく大好きです。



◆ 小学校帰りのあぜ道


小学校からの帰りに、田んぼと川沿いのあぜ道で、口ずさんでいた歌です。

ほかに、記憶の同じフォルダに入っている曲だと。

三丁目の夕日』の、OP「恋かくれんぼ」やEDの「緑の宝石」などが、レパートリーにありますね。







これも、切なくて郷愁を誘う、名曲です。

同じTBS系列のアニメで、『まんが日本昔ばなし』との共通点も多いです。

この歌にも、いろいろ語りたい気持ちはあるけれど、またあらぬ方向に脱線して、話が長くなったあげく見失いそうなので自粛。

書くなら、キチッと記事を分けよう。


そういえば、全然関係ないけど(全然関係ないこともないけど)、割と最近まで、前田庸生さんと前田康成さんを、同じ人だと思っていました。

前田康成さんは「前田こうせい」という変名も使うので、てっきりそういう別ペンネームのようなものかと。


そういえば、『まんが日本昔ばなし』で前田庸生さんというと(まぎらわしい!)、「石楠花」が思い浮かびます。

絵が『タッチ』っぽいので、ひと目でわかるんですよ。

哀しいけれど、エロティックな、美しい話だったなぁ。


ホラッ!舌の根も乾かないうちに、また話が逸れた!

「昔話」や「歌」の簡潔さを見習いたまえ。


 


【関連記事】
【まんが日本昔ばなし】明るい世界に吹き込む冷い風「雷さまと桑の木」
『岬めぐり』を聴くたびに思うこと



posted by SABUROH at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビデオ・DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック