2015年06月03日

注射針が腕に刺さるのを見ていて思った、トラウマが裏返るということ

どうも、SABUROH(@SABUROH496)です。


今日は、市の健康診査に行ってきました。

普段、夜型生活なので、出かけるために生活リズムを突貫で昼型にして、診査のために前日21時から終了まで飲まず食わずで、ちょっと大変でした。

開放されて、帰宅して食べた「牛たま丼」、おいしかったです。

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ところで、その健康診査で採血の注射針を見ていて、少し前に見かけた以下の記事や、それに関連した自分の子どもの頃の事を思い返したので、ちょっと書いてみようと思います。


【関連記事】
ニコニコニュース「あなたはどっち?注射のとき、針を見る・見ない?


私は、刺さる瞬間をきちんと確認したい、「針を見る」タイプですね。

見ていなかった場合、視覚情報と痛覚情報にズレがあって、そちらの方が怖く感じますし。
看護師さんや針の動きを見ていれば、痛みに対して覚悟もできるので。

注射針も、今は、かなり平気です。
技術革新で、針が刺さる時の痛みも、かなり小さくなりましたしね。


でも、子どもの頃は、ぜんぜん平気じゃありませんでした。



◆ トラウマのカルトゥーシュ・ストロー


小さい頃は、私も注射が怖かったです。

きっかけはよく憶えていませんが、子どもは大抵、注射が嫌いなんじゃないかな。

すごくすごく怖かったです。


泣きじゃくって、暴れて暴れて、押さえつける母や看護婦さんを蹴飛ばしたりしていました。

あの時の看護婦さん、本当にごめんなさい!

でも、それくらい本当に、すごく嫌だったんです。


小学校で予防接種の日があると知らされると、何週間も前からそのことが気になって気になって、悪夢にうなされたり、食事がノドを通らなかったりしていました。


『キン肉マン』に出てくる、悪魔超人ミスター・カーメンは、ご存知でしょうか?

カーメンの技に、ミイラパッケージでぐるぐる巻きにして動けなくした対戦相手に、カルトゥーシュ・ストローと呼ばれる巨大ストローを突き刺して、体液を吸い取るというのがあるんですけど。

それが、注射針を連想させて、怖くて怖くて。トラウマで。震え上がって。

当時、弟と寝ていた二段ベッドの、ベッドの下からストローが飛び出て貫かれる悪夢に、よく襲われていました。

 

この頃は、針が刺さる瞬間目をつぶったり、注射針から目を逸らしていましたね。



◆ 献血が趣味の先生


中学〜高校の頃も苦手だったんですけど、友だちやクラスメイトの手前、強がってあまり露骨に怖がる感じは、なるべく隠すようになりました。

いえ、内心はすごく嫌だったですけど。


その頃、高校に献血車がやってきて、初めて献血を経験したんだと思います。

健康や安全のための基準で、この辺の年齢から献血がOKになるので、それで多分だと思います。

もう随分前のことなので、もしかしたら間違っているかもしれませんが。


その時、クラスの担任教師だった先生が、献血が趣味で、献血の社会的な意義や健康面での自分へのメリットを、いろいろ語ってくれました。

・ 輸血に使用する血液は、まだ人工的に造ることができず、長期保存することができないこと
・ だから基本的に血は足りなく、血液の安定供給のためには、献血はした方が良いということ
・ 定期的に血を抜くと新しい血が作られ、コレステロールが下がったり、造血作用を促して体にも良いということ

……などなど、です。

うろ覚えですが、だいたいこんな感じの内容だったと思います。

そのときは、感心はしたものの、そういうものなのかな?といった印象で聴いていました。



◆ ジュース飲みたい


そんなこともすっかり忘れた数年後、上京していろいろあって、漫画の持ち込みやアシスタントをしていた頃のことです。

漫画家にもなかなかなれず、生産的なことも、社会的な貢献も、何一つしていない無価値な自分にモヤモヤしたり、ぐんにょりしておりました。


【関連記事】
こうして私は漫画家になりました


その頃は、東小金井のアパートに住んでいたんですけど。

ある日、小金井公園を散歩していたら、その日は季節のイベントやフリーマーケットなどで賑わっていて、そこで献血バスが来ていたのを見かけたんですね。


その時、あのクラス担任の先生の言葉を、ふと思い出しました。

「そういえば、献血にはたくさんメリットがあるって、先生言っていたっけ」
「こんな自分でも、誰かの役に立つのかな」
「のど渇いた」

そういうことを思いながら、なんとなくの気持ちで、フラフラっと献血バスに近づいていったのを憶えています。


この辺は、あと付けの理屈なんですけど。

役立たずで無能な自分を責める無意識の気持ち。
自分への罰として、幼い頃、最も恐怖の対象であった注射針に自分の身を差し出す。
自傷行為でありつつ、自己犠牲の社会貢献。

そういう漠然とした不安や後ろめたさへの、罪滅ぼしの気持ちが、少なからずあったのかな、と。今となっては思います。

うそですちょっとかっこつけてかげのあるせいねんきのうれいたようなあれをいってみたくなっただけですごめんなさいごめんなさい


本当は、のどが渇いていたけど、常時金欠で、お金を使うのがもったいなくて、献血後にもらえるジュースに釣られただけです。



◆ ドーナツおいしい


そんな、なんとなくのキッカケで、自主的にした献血ですが。

一度意識すると、それまでそこにあったけど目に入らなかったものが、目に入るようになります。

吉祥寺や立川に献血ルームがあったなー、と思うようになって。

決められた間隔期間が開けて、献血可能時期になったら行ってみることに。


行ってみると、設備はキレイだし、漫画は読み放題、ジュースは飲み放題、そしてドーナツおいしい。全部タダ!?

タダ!なんて素晴らしい響き!!

公共施設や無料サービスは、とことん利用していた当時の私ですが、こうして献血ルームも、その一つに加えられることになりました。


快適で、毎週行きたかったくらいなんですけど、献血者の健康や安全のために間隔期間というのがあって、間を開けないといけないんですよね。

一番頻繁に行き倒していた時期は、200mL全身献血で4週間おきに通っていました。


【関連サイト】
日本赤十字社>「献血する


そうこうするうちに、注射針への恐怖心や苦手意識は、すっかり薄らぎましたね。

針を刺すのが、ちょっと待ち遠しいくらいにまで。

この辺から、注射針が刺さるのを、しっかり見られるようになりました。



◆ 裏返るッッ


トラウマになるほど恐怖するモノというのは、その人の中で大きなハードルであり、壁であり、重要なポイントであるということ。

大きな障害物であるだけに、それを乗り越えたり克服した、その時に、とてもとても大きな達成感を得られるということ。

それは、クセになるほどの大きな快感です。


肉体を蝕む毒が命を救う薬になるように、トラウマが裏返るとは、まさにこのこと。

烈海王「毒が…裏返るッッ」.jpg

<『バキ』板垣恵介/烈海王>


 


リストカットなんてしてるコは、無駄に血を流すくらいなら、献血行ったらいいんじゃないかしら。



◆ 知らない自分が目を覚ます


関連するような、しないような、ちょっと思い出した話です。


勃起不全(ED)で悩んでいたある男性が、それを治療しました。

ところが、EDが完治した途端、彼は性欲オバケのとんでもない強姦魔になってしまったそうです。

そのインポテンツは、彼のその暴力的な男性機能を抑制していた、無意識の安全弁・ストッパーだったのではないかという説です。


真偽の程は定かではありませんけど、興味深い話です。

つまり、身体に、心に、流れを遮る場所には、「知らない自分」が眠っている可能性があるということです。


注射器マニアや自傷癖に目覚めなくてよかったなぁ。


自分の中にも、克服出来ていない苦手意識やトラウマ案件は、まだまだあります。

いつか克服して裏返るかもしれないし、
もしかしたら、そこには地雷が隠されていて暴発するかもしれないし、
一生、苦手のまま終わるかもしれません。

オトナになり味覚が変化して、苦手だったものがあっさり食べられるように、ハードルの高さが、意外に低くなっているものもあります。


【関連記事】
コロッケやシチューをメインのおかずとして出されると腹立たしく思うんです


コストがかからず、危険性の低いものなら、気軽にチャレンジしてみるのもありかもしれません。

目覚めろ、その魂!


最近、献血に行っていないから、今度郡山に出る用事があったら、久しぶりに行ってみようかしら。


【関連サイト】
日本赤十字社>献血ルームご案内
郡山献血ルーム




posted by SABUROH at 18:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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